地域を回ると、ペットと暮らす方と多く出会います。
「中野は犬を飼ってる人が多いのよ」
との声もよく聞きますので調べてみました。(猫やその他のペットは正確なデータがありませんでした)
都の統計データ(令和3年)で見ると、
人口あたりの犬の飼育数は、
1位が港区4.47%、2位が渋谷区4.67%、3位が江東区4.55%です。
飼育数が少ないのは21位千代田区2.67%、22位豊島区2.65%、そして23位北区2.48%です。
ちなみに中野区は9,263匹、人口比2.77%で23区中20位です。
人口比では犬の飼育数は少ない結果でしたが、逆にみると犬を飼いにくい環境なのかもしれません。
中野にはドックランは1カ所しかなく、また近隣の公園も犬が入れない公園ばかりです。
令和3年第2回定例会で、次のような質問をしました。(区の答弁も併せて議事録を紹介します)
(平山質問) 広い公園の少ない中野区ではありますが、現在ほとんどの公園がペットとの同行入園が不可となっているなど、決してペットに優しい区とは言えません。 ドッグランももう少し増やしてほしいところです。 現在、四季の森公園がある囲町は、御存じのとおり、徳川綱吉の時代に犬屋敷があった場所です。 セントラルパーク内は犬と同行することが可能となっており、リードを持った多くの飼い主と犬を見かけます。 ペット同伴可の飲食店も存在をし、全国に知れ渡る犬の聖地とも言えるこのエリアで、リードを外して犬が自由に遊び回れるドッグランが設置されれば話題を呼ぶと思われます。 常設が難しければ、曜日を限定した設置も検討してはいかがでしょうか。 策定中の公園再整備計画でのペットの位置付けについてはどのように検討をされているでしょうか。 少なくとも区内4圏域に1か所ずつドッグランを設置したペットの同伴可の公園整備を行うべきと考えます。 御見解を伺います。
(区の答弁)
囲町広場におけるドッグランの設置についてでございます。
ドッグランの設置につきましては、近隣住民や利用者との調整が必要であり、今後、曜日や時間帯を限定したドッグラン事業を実施できないか、その可能性について検討していきたいと考えてございます。
次に、公園再整備計画でのペットの位置付けについての御質問でございます。
公園再整備計画では、公園の利用ルールの中で、犬の散歩やペットを同伴した公園利用の在り方について検討することとしております。
ドッグランの整備につきましては、公園の規模や特性、周辺環境を考慮する必要があるため、今後公園再整備計画の中で整備の可能性について検討していきたいと考えてございます。
ドックランの増設とペットの同行入園可能な公園の設置。
まずは、この環境の改善が必要です。
ドックランについては、常設がすぐには難しければ、曜日や時間を限定したやり方も考えられます。
借家で犬猫を飼えない我が家はシマリスの「チップ」と暮らしていた時期がありました。
ペットの飼育は子どもたちの情操教育にも役立ちますが、ご家庭の環境によってはペットの飼育が難しい場合もあります。
そこで、区立小学校での動物の学校飼育がやりやすくなるような環境整備を議会で求めたこともあります。
ペットは大切な家族です。
これからも、全てのペット、全ての動物にやさしい中野のまちを目指します。