多くの方が、今いる場所で「安心」して暮らしたいと願っており、「安心」のためには「安全」であることが求められます。
そして「安全」のためには「防災」と「防犯」対策が必須です。
初当選から3か月が経たない平成19年7月16日、新潟県中越沖地震が発生。
何か出来ることはないかと考え、同僚議員3名と車を飛ばし現地にボランティアに行きました。
そして、1期目の任期が終わろうとしている平成23年3月11日、東日本大震災が発生しました。
以来、中野の防災対策を根本的に見直し、災害に強いまちの基盤を作らなくてはと強く決意し、
防災・減災対策に積極的に取り組んできました。
都市基盤が脆弱な中野にあって、広域避難所となる大型の防災公園を6カ所整備し、都内でも有数の木造住宅密集地域である大和町、弥生町では火災の延焼を防ぐための防災まちづくりを推進。
また、避難所となる学校体育館に冷暖房を設置するなど、様々な対策を進めてきました。
もちろん妙正寺川の水害対策も大きく前進しています。
防犯対策も、
区内の街路灯を全てLED化し暗い街区を無くしたことや、
23区で初となる主要交差点への防犯カメラの設置など、
東京をリードする政策を実現してきました。
今、改めて
「中野を東京で一番安全なまち」
とすることを目指しています。
3月19日、18時13分ごろから、野方4、6丁目、鷺宮1丁目の約4,700世帯で大規模停電が発生し、一帯は街路灯や北原商店街も含め全ての灯りが消えました。
私も連絡を受けすぐに現地に向かい、商店の方々などに現状を聞き東京電力発表の復旧見込みを伝えに歩きました。
また、多く方から不安の電話もお受けしました。
約2時間後の20時20分ごろには復旧しましたが、住民の皆さんの不安はいかばかりであったかと思います。
翌日以降、地域の皆さんとの会話の中では
「災害時の訓練になった」
「もっと備えが必要と感じた」
などのご意見とともに、
「何が起きているのか、今後どうなるのかの情報が欲しかった」
「せめて街路灯だけでも点いていて欲しかった」
とのお声がありました。
次の「防災」「防犯」対策として取り組もうとしているのは、
地域FM局である
「NAKANO-FM」の開局と、
ソーラーパネルと蓄電器を備えた
「災害時も消えない街路灯」の整備です。
これまでの様々な災害をみても被災地域には、ほぼ情報が届かないことが多いです。
他方、災害時に地域FM局が活躍した事例が増えてきています。
東日本大震災後の計画停電時は、調布FMが市民に詳細な情報を伝え、喜ばれたとも聞きます。
今やFMはスマホでも聞ける時代。
ほぼすべての区民に、必要な地域の情報を届けることができます。
一番不安な時に、区民に正確な情報や励ましの声を送ることができる「NAKANO-FM」の開局を目指します!
また、阪神淡路大震災からの復興の視察に兵庫県を訪れた際、被災された方に不安だったことを尋ねたところ、未明に地震が発生し、強烈な揺れが収まって避難するために外に出た時に、あたりが真っ暗だった事だったとお聞きしました。
先の停電でも、LED街路灯は消えてしまっています。
「災害時も消えない街路灯」が所々に整備されれば、その灯りは区民に大きな安心を与えるはずです。
「中野を東京で一番安全なまち」を目指し、
「NAKANO-FM」開局と「災害時も消えない街路灯」整備の実現のために、
これからも全力で働きます!