念願のヒロシマ・ナガサキ平和旅がついに実現!
中野区令和5年度予算が成立!

施策

本日中野区議会で、中野区令和5年度予算が可決・成立しました。
一般会計予算は1,956億3千万円と、過去最高の予算規模となりました。

その中に新しい平和事業として、区内の中学生代表を被爆地に派遣する「ヒロシマ平和旅」の予算が盛り込まれています。

長崎に生まれ育った私にとって、核兵器廃絶は悲願であり、中野の子どもたちによる「ヒロシマ・ナガサキ平和旅」の実現は1期の時から一貫して取り組んできたテーマです。

平山ひであきの故郷の写真(長崎県大村市)

平成19年の初当選後、最初の帰省で自分の原点の確認のために、長崎平和公園を訪れ、以来長崎への原爆投下日である8月9日は、可能な限り一人街頭演説を行ってきました。

平成22年2月19日の中野区議会第一回定例会本会議において
「「核のない世界」ヘ向けた区の平和事業について」と題し、
初めて「ヒロシマ・ナガサキ平和旅」の実施を求める質問を行いました。

その後も何度も求め続け、13年後にやっと実現にこぎつけたこと。
そして、未だ続くロシアによるウクライナへの非道な軍事侵略から1年が経過した今この時に実現できたことは、本当に感慨深いです。

小さく始まる事業を少しずつ大きく育て、多くの子どもたちに平和と核兵器のない世界への強い気持ちが育まれていくよう、一層頑張っていきます!

最後に13年前の少し稚拙な議会質問を紹介します。

平成22年2月19日の中野区議会第一回定例会本会議での平山ひであき

「次に、「核のない世界」ヘ向けた区の平和事業について伺います。
昨年4月のプラハにおけるオバマ大統領の演説以来、だれもが心から希求している「核兵器のない世界」の実現に向け、機運は高まってきております。

全国の自治体に先駆けて憲法擁護・非核都市宣言を行った中野区も、この時に合わせ、全国の自治体をリードするような核兵器廃絶に向けた平和事業への取り組みを行うべきだと考えます。

私が生まれ育った長崎では、公立の小・中学校は原爆の投下された8月9日を夏休み中にもかかわらず登校日とし、平和集会を行っていました。現在も同様です。

小学校の社会科見学では原爆資料館を訪問し、中学校の修学旅行では広島を訪れました。

小・中学校時代に核兵器の恐ろしさ、悲惨さを目の当たりにしたことは、いまだに私自身の平和への原点となっています。

唯一の被爆国である日本において、原爆投下がいかに愚かで残酷なものであったかの事実は、絶対に風化させてはならないものと考えます。(中略)。

そこで伺います。
毎年夏休みの期間に、区立の小・中学生のうち100名を「平和への旅」としてヒロシマ・ナガサキ に派遣し、被爆地、資料館などの見学、被爆者や現地の学校との交流を行ってはいかがでしょうか。

さらに、そこで学んだこと、体験したことを広く他の生徒たちにも伝えられるよう、各学校で平和展示とともに感想文大会を開催してはいかがでしょうか。

核兵器が投下された現場を直接訪れ、体験することは子どもたちに大きな平和の種を植えることになります。
実施を求め、この項の質問を終わります。」