不登校をはじめとする子どもたちに多様な学びの場を!

施策

フェリーチェ高等学院を視察しました。

本年2月に、本町図書館跡地に開講したフェリーチェ高等学院を訪問し、神林校長と懇談してきました。同校は小中学生を対象としたフリースクールと、通信制高校の学習等支援施設(サポート校)です。

フェリーチェ高等学院の外観

コロナ禍の影響もあり中野区でも不登校児童生徒が急増しており、区立小学校では平成30年度57名に対し、令和元年度85人、令和2年度125人、令和3年度168名と、この3年間で約3倍に、中学校でも平成30年度132名に対し、令和元年度161人、令和2年度187人、令和3年度191名となっています。私もたくさんの相談を受け実感しています。

神林校長から、中野区内に不登校児のための学校を作りたいと相談を受け、私も是非にと思い何度も話し合いを重ねました。区有施設を活用することが保護者の安心や信頼も増すとの話になり、その可能性を探していたところ、旧本町図書館跡地利用が公募されることとなり、応募を進め決定に至りました。

フェリーチェ高等学院の校舎内

校舎に入るとまるでキャンプ場のような風景。「学校が苦手な子たちが通うところなので、学校っぽくない空間にしました」と。また、「近隣の小学校からも相談があるんですよ」「地域にも愛されるように地域に開かれた学校にしたい」と神林校長が語られていていました。

(写真右)神林校長からフェリーチェ高等学院に対する熱い想いを伺いました

一番印象に残ったのは、
「行政が行う不登校支援は学校に戻すことを目的とする傾向にある」
「この学校は、それでも学校に通えない子どもたちを支援したい」

と語られていたことです。
多様な学びの場の存在が大切であることは、私たちも知るところです。
まさにその役割の一つを担う学校が中野区内に出来たことを、本当に嬉しく思いました。

これからも、中野の子どもたちに日本一の教育を!を目指し、更に働きます!